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NPO法人主催国際ワークキャンプ 岩手県内の高校生と外国人との合同ワークキャンプ実施報告
2017/07/24
7月8日・9日の1泊2日で、岩手県内に住む高校生を対象に、国際交流とボランティア活動を通じて地域について考える機会にしてもらおうと「グローバルユースキャンプin陸前高田」を実施しました。主催は、国内外でワークキャンプという合宿型のボランティアプログラムを企画運営している、NPO法人NICE。今回NICEからはカナダや韓国、ロシアからボランティアが集まりました。岩手県の沿岸部に住む高校生と、内陸部に住む高校生、計29人が参加してくれ、1日目は牡蠣養殖の手伝いや、気仙茶畑の草刈りなどのボランティアワーク、夜には国際交流ナイト、2日目はワークショップを行いました。さすがは二番目に大きい都道府県の岩手県。内陸と沿岸ではいろいろな違いがあるようで、「岩手に茶畑があるなんて知らなかった」「漁業のお仕事は初めてやるので新鮮!」「方言が違う!」など、国内外の違いだけでなく、同じ県内にもさまざまな発見があったようです。また2日目に行ったワークショップでは、地元の団体に協力してもらい「岩手を世界に発信するキャッチコピーをつくろう!」というテーマで4つのグループに分かれて考えてもらいました。岩手のいいところを出すことから始まり、一つにまとめることに悪戦苦闘するグループもありましたが、最後には見事それぞれ個性的なキャッチコピーを作り上げました。どのグループも、岩手の自然や人のやさしさなど、ガイドブックではわからない地元の人が知っている岩手の魅力を、たくさん出していたことが印象的でした。
今回のプログラムは、地域で活動している大人と出会うこと、自分の住んでいる地域について主体的に考える体験をすること、岩手県内の同世代の人とつながること、英語をコミュニケーションツールだと実感することを目的として企画しました。岩手の大事な担い手たちがつながりあって、いつか岩手で面白いことをやってくれたらいいなぁと思います。
(文・NPO法人NICE 東北事務局三上はる菜)