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魚類養殖に関する勉強会 in 陸前高田を開催しました(2019/11/8)

2020/02/05

 岩手大学三陸水産研究センターは、2019年11月8日(金)に「魚類養殖に関する勉強会 in 陸前高田」をモンティ・ホールで行い、約30名の方にお集まりいただきました。
 勉強会では、株式会社林養魚場取締役会長の林 愼平 氏から「サケマス養殖の取り組みと今後の展開について」と題した講演が行われ、続いて、岩手大学三陸水産研究センターの平井俊朗 センター長・教授から岩手大学三陸水産研究センターの取り組みの紹介がありました。

 陸上養殖は漁業権が影響しないので、誰でも自由に参加が可能であり、雇用創出が期待できること、また、水産資源の減少などで水産加工業社が原料の確保に苦労しているが、養殖生産を行う事で地元での原料の確保が可能となる、などのメリットに目が向きますが、実際に陸上養殖を長年経営されている林氏のお話では、天候の悪化により苦労された経験も多く聞かれ、陸上養殖にはリスクも伴うことが分かりました。しかし、何事にも挑戦が大事であるということを多くの参加者が認識したようです。
 また、三陸沿岸で陸上養殖を開始する場合には、震災復興の面で種苗の提供などの支援を受けることが可能というお話もあり、今後への期待が膨らむ勉強会となりました。

 

林 愼平 氏


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