知らせ&近の取組

News & Recent Efforts

【陸前高田イタルトコロ大学通信】

2023/10/02

9月6日、交通機関の乗り換え表作成のため陸前高田市内のバス停を巡りました!
(案件No.30 「交通機関(BRT、グリスロ、県交通バス等)の乗り換え表を作成したい!」)
こんにちは!立教大学に所属している、東日本大震災復興支援団体の立教Frontiersです。
今回私たちは、「車を利用しなくても交通機関を上手く乗り継いで移動できるルートを探してほしい」との要望から、陸前高田市内を中心に交通機関の調査を実施しました。
具体的に実施したこととしてはまず、事前にとったアンケート結果をもとに、どのルートを周るか決め参加メンバー7人を2つのグループに分けました。
続いて、実際に陸前高田で交通機関を利用し、それぞれバス停の場所や、宿泊施設から最寄りのバス停までの道のりなどを確認する作業を行いました。
最後に現在、それらの情報をGoogle マイマップ上に記録、整理する作業を行っているところです。
普段地元の方は車をよく利用されると聞いていたとおり、確かに交通機関を使う上で難しい点が幾つか見えてきました。
例えば、なかなか分かりづらい場所にバス停があったり、地図に存在していても今は使われていないバス停があったりなど、そもそも交通機関が認知されにくい点です。
宿の最寄りとされているバス停から宿まで、最寄りという概念を疑ってしまうほど長距離を歩かされる場合も多くありました。
また、一本逃してしまうと次のバスまで1時間以上待たなければならない路線も少なくなく、なかなか気軽に利用できないという点もあります。
1時間どころか一日一本しか走らないバスもあると知り、筆者も驚きました(一ノ関大船渡線)。
一方で、私たちだけでなく地元の方も知らないような交通機関やバス停を見つけられたことは、非常に意義のあることだったと思います。
例えば、広田半島を一周してくれる広田線や、グローバルキャンパスのすぐ近くに新しくできたコミュニティバスのバス停などです。
これらを確認できたことで、これまで交通の便が悪いと思ってきた場所へも移動しやすくなりました。
乗り換え表を作成することで、より上手く陸前高田市内を移動できるようになるという確信を持てました。
廃線やルート変更に対応するため、交通機関の情報は定期的に更新していく必要があります。
ということで今後は、私たちFrontiers以外の方々にもぜひ調査を実施していただき、実用的な乗り換え表を作成していきたいと考えています!!
戻 る