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立教大学異文化コミュニケーション学部が「English Camp」を開催しました。(2019/7/30-31)

2019/10/21

2019730日、31日の2日間に渡り、陸前高田グローバルキャンパスにて、陸前高田市教育委員会および立教大学異文化コミュニケーション学部主催で「English Camp」を実施しました。この取り組みは、陸前高田市内の中学生130人を対象に、留学生を含む本学学生18人のキャンプリーダーと英語で交流することで、生徒の英語に対する苦手意識を払拭するとともに、外国人や異文化に対する壁を取り払うことを目的に行われました。English Campでは、生徒がグループに分かれ、自己紹介を行ったり、好きなものや出身地などをグループのみんなに伝えたりする、英語を通して自分を表現する活動や、クイズ、ゲーム、音楽を通して英語を楽しんで使うアクティビティが行われました。これらのアクティビティは最初から最後まですべて英語で行われ、意思疎通が困難な場合はカタカナで知られている単語やスケッチブックを使うなどして工夫しました。最初はみんなの前で恥ずかしがっていた生徒も、徐々に知っている単語から発することができるようになり、間違えを気にせず、英語を使うことを楽しんでいる生徒が増えていくことを感じました。私が担当していた音楽セクションでは、ピアノ、ウクレレ、カホンといった楽器を使いながら、振り付けと一緒にみんなで歌を歌いました。自分の伝えたいことを英語で表現するアクテビティに苦戦していた生徒たちも、音楽を通して自らの殻を破り、みんなが一つになって熱唱したあの景色は忘れることができません。

 

また、キャンプリーダーはEnglish Campの2日前から陸前高田市に滞在し、語り部の方々の説明を通して震災当時の状況や復興の様子を学びました。津波の怖さはメディアを通して理解していたつもりでしたが、語り部が語る情景は想像をはるかに超える過酷さで、自らの状況に照らし合わせて考えると、涙が止まらなくなりました。一方で、暗い過去の経験とは反面、再スタートを切っている町の様子からは語り部の方を含め、多くの人が希望を持っている印象を受けました。今後も変わり続けていく陸前高田市をぜひまた訪れたいです。

 

Camp leaderと生徒の初対面


語り部の米沢さんから、実際に建物を登りながら、震災当時の出来事を詳しく教えていただきました。


体で英語を覚えるために、Camp leader で振り付けを考えました。


最終発表での生徒たちの笑顔が本当に素敵でした。

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