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イタルトコロ大学通信【「気仙辺辺の春を探して2024」ポスター発表!】No4

2024/03/19

入選
チーム名:チーム「ごっつぉ」
タイトル:陸前高田食堂
【制作者による記事】
陸前高田で出会ったのは、 心優しい人々と、陸前高田を愛する人々、そして彼らが彼らなりの方法で待ち望んでる春であった。それだけではなく、そこには陸前高田の人々の生き方が垣間見えた。
雛人形は菅野さん宅に行った際にお目にかかった雛人形である。 「よくぞここまで来てくださった」 と私たちを迎えてくれた。 菅野さん宅のお庭に入るなり、 縁側から立派な祭壇が目に入った。 その祭壇の隣にはたくさんの吊るし雛が飾られたいた。 これらの吊るしびなには一つ一つ意味があり、 願いを込められて大切に作られる。 お母さんは一連の吊るしびなを作るのに二年かけて作るとおっしゃっていた。 吊るし雛などの装飾を作り、祭壇を豪華にし、お孫さんと一緒に過ごすひな祭りを楽しみにしているそうだ。お父さんはご自身で作られたお庭の展望台を私たちに案内してくださった。そこで毎年ご家族とお花見をしている様子が目に浮かぶ。今年の春もまたお花見をするのだろうかと想像してほほえましくなった。
また、 りくカフェでは安倍元首相はじめたくさんの著名人のサインがあった。 そのことを鵜浦さんは自慢げに話されていた。 それだけたくさんの方がりくカフェに従事し、 支え合ってきたことが誇らしいという気持ちが伝わった。そのりくカフェは今年で 13 年目になる。りくカフェには地元の方だけでなく、 全国各地、世界各国から陸前高田を訪れた人々が立ち寄り、 自家製ハーブティーでたくさんの人を癒してきた。 震災後たくさんの方に愛されたりくカフェは今もたくさんの人に愛されるカフェである。
陸前高田は震災後たくさんの人の支援と努力によって復興してきた温かい土地である。
そんな陸前高田に訪れる春は今年もたくさんの人に幸せとぬくもりをもたらすのだろう。
※2024年2月27日~2月29日に陸前高田イタルトコロ大学公式イベント「気仙辺辺(あだりほどり)の春を探して2024」が開催されました。立教大学と早稲田大学、岩手大学、駿河台大学から4チーム十数名が参加して開催されました。2泊3日で気仙地方を訪問。地元住民の方々に「春呼び人」としてご協力いただき、気仙地域の「春」を探して歩き回りました。大学生たちは、その探索の成果をポスターとしてまとめ、最終日にはコンテストを開催しました。この投稿はそこで発表されたポスターとポスターに関して執筆された記事を紹介するものです。
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