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ワークショップ「陸前高田の『命を守る碑文』を一緒に訪ね学びましょう!」を実施しました

2023/09/20

    岩手大学平泉文化研究センターは、8月5日(土)にワークショップ「陸前高田の『命を守る碑文』を一緒に訪ね学びましょう!」を開催しました。
 岩手大学の学生や地元の高校教員が参加し、前半はグローバルキャンパスで、東日本大震災の津波で全家屋無事だった宮古市姉吉地区 (過去の津波では甚大な被害を受けている) の「大津浪記念碑」「姉吉の碑」の碑文などを基に、言葉の工夫を「命を守る言葉」として共に考えました。後半は現地の実情を理解して碑文を作ってみよう、という趣旨で、陸前高田市内にある碑文を実際に訪ね、人通りがある場所か否か等の地域差を知り、教育の効果を考察しました。

 参加者からは「防潮堤が高く車から海が見えなかったが、やはり命より大切なものはなく、きれいな海を見続けるための防潮堤でもある」「これから先津波が必ず来た時、迅速かつ安全に避難するために学び続けたい」「すぐに逃げることが大事とわかっても、どう逃げるべきかを分かるため土地の地形を知ることを必ず取り入れる」といった感想が挙がりました。ワークショップを通じて、地域の実態に即したハザードマップ創作の大切さ等の考えを伝え合い、まず自分事として今できること、すべきことの気付きを得ることができました。

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