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2018年度立教たかたコミュニティ大学第1回「記憶の継承について考える――原爆体験の継承の現場から」を開催しました(2018/07/29)
2018/08/31
2018年度立教たかたコミュニティ大学第1回、立教大学社会学部の小倉康嗣先生による「記憶の継承について考える――原爆体験の継承の現場から」を開催しました。
今回は立教大学に通う大学生・大学院生11名も講座に参加いたしました。前半は、小倉先生から広島の高校生が被爆者と対話を重ね原爆の絵を描く取り組みについて紹介されました。後半は参加してくださった地元の皆さまと立教生、合計30名が6人1グループの小グループに分かれ、グループごとに自由に意見を交わし、最後に各グループで話したことを全体で共有しました。
震災経験を語り継ぐ活動をされている方にも多くご参加いただき、どのグループも活発に意見が交わされ、17時で一度講座を閉じたのちも、そのまま話を続けるグループが多く見られました。震災を経験された当事者の方と立教生との間で対話が重ねられることで、「新たな意味を積み重ねていく」(小倉先生の言葉)「場」が開かれていたように思いました。
今回参加した立教生は小倉先生のゼミナールに所属する学生や復興支援活動にかかわっている学生たちで、講座前日に陸前高田に入り、地元の方からお話を伺ったり、まちの様子をみて回ったり、夜には「チャオチャオ陸前高田道中踊り」を見学したりすることで、陸前高田市の現在の様子を肌で感じながら、コミュニティ大学当日に備えました。コミュニティ大学終了後には、予想していた以上の多くのものを地元の方からいただいたと話していました。
また、参加してくださった地元の方の中には、グループワークで知り合った学生たちを連れて、翌日にまちや職場を案内してくださった方もいらっしゃいました。
今回のコミュニティ大学は「市民の皆さま向けのプログラム」であることに加え、立教生が地元の皆さまと共に参加させていただくことで地元の皆さまから学ばせていただく場となり、小倉先生ご自身も「記憶の継承」というテーマを、被災を経験された方々に語りかけ、対話することで深める機会にしていただくことができ、コミュニティ大学の新たな可能性が引き出された回となりました。ご参加くださった地元の皆さま、本当にありがとうございました。
次回の立教たかたコミュニティ大学もご期待ください。(立教大学陸前高田サテライト事務局 筒井)
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