2022年8月31日(水)～9月2日（金）の3日間、「2022年度陸前高田交流ツアー」を開催しました。コロナ禍で学生が陸前高田市を訪問する機会が減少しておりましたが、感染対策を徹底し、無事に開催することができました。今回は12名の学生が参加、3日間で陸前高田市の様々な場所を訪問しました。

 

1日目は、高田松原津波復興祈念公園パークガイドに参加した後、東日本大震災津波伝承館を見学しました。パークガイドでは、奇跡の一本松をはじめ、防潮堤、震災遺構の旧気仙中学校等を見学し、ガイドの方から震災当時の様子や教訓をお話しいただきました。
その日は民泊を利用し、陸前高田市の各ご家庭で一晩過ごしました。学生たちは地元の方々との交流を楽しみ、翌日の離村式「ほんでまんず会」では、お世話になったご家庭の方に「また会いにいきます」と声をかける姿が見られました。

 

2日目は、碁石海岸近くの末崎町にある鮮魚シタボさんで、地元の海鮮をいただきながらお話を伺いました。自分たちで実際にさばいた海鮮を食べるという体験に学生たちは楽しみながら取り組みました。また、震災当時の生活についてもお話しいただき、貴重な時間を過ごすことができました。
その後、米沢商会米沢さんより、津波が来た時の体験談をお伺いしました。旧米沢商会のビルに上らせていただき、当時の米沢さんの実体験を真剣な表情で聞く学生たちの姿が印象的でした。
3.11仮設住宅体験館では、仮設住宅で自治会長をされていた語り部の方にお話を伺いました。その日は実際に仮設住宅に宿泊し、当時の暮らしがどのような環境だったのかを体験しました。

 

3日目は、ロッツ株式会社富山さん、八木澤商店河野会長にご講話いただき、陸前高田市で働く方々の復興への思いを知る機会となりました。

 

3日間という短い時間ではありましたが、陸前高田市を知り、地元の方々との交流を通して、これから自分たちがどのように日々過ごしていくべきか、学生たちにとって考えるきっかけとなる貴重な時間になりました。