立教大学「陸前高田プロジェクト」

立教大学正課科目「陸前高田プロジェクト」

申請者:立教大学グローバル教育センター 岩井 理矢子

立教大学(東京都豊島区、総長:郭洋春)は、英語で実施される正課科目として「陸前高田プロジェクト」を開講します。「陸前高田プロジェクト」は、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市においてフィールドワーク(4泊5日)を行い、その現状や課題を共有した上で課題に取り組む課題基盤学習型(Project-based Learning)プログラムです。プログラムでは地元の方々の協力を得て、現地視察をしたり地元の方のお話をうかがったりしながら立教大学の学生と海外大学の学生が共働し課題に取り組みます。

今年度は14名の立教大学生に加え、スタンフォード大学(アメリカ)の学生7名、香港大学の学生2名が参加し、国際色豊かな学生たちが共に問題に向き合う予定です。

本プログラムは、留学生を含む学生が、被災地の現状を広く知り、復興における課題の共有を通じて岩手県陸前高田市の復興支援に寄与していくことを目的に、2013年度からパイロットプログラムとしてスタートし2014年度以降は正課科目として継続して実施しています。本プログラムの趣旨に賛同したスタンフォード大学が、本プログラムへの学生派遣を希望し、スタンフォード大学内にあるNPO団体VIA(Volunteers in Asia)が仲介役となり2015年以降毎年7名程度の学生が来日し本プログラムに参加しています。スタンフォード大学の学生は、陸前高田市や東日本大震災について学んだ上で合流し、9/5の事前研修から4泊5日の現地研修(9/7~11)、事後研修(9/12)まで参加します。2018年度より新たに香港大学の学生も参加します。

本学学生のみならず海外からの学生が参加することにより、被災地の現状や復興に関する課題を世界に発信していく機会となるほか、多様なバックグラウンドを持つ学生との協働作業を通じて、語学力や異文化適応力、コミュニケーション力やリーダーシップ力を身につけ、グローバルに協働できる人材を育成する場としても期待されています。

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