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【オンライン開催】立教大学トークセッション「バナナを片手に——著者が語る・著者と考えるモノ・ヒト・社会」(2020/12/12)
2020/12/09
市民の視点から独自のアジア学を切り拓いた鶴見良行(1926-94年)が『バナナと日本人』(1982年、岩波書店)を世に問うてから、もうすぐ40年になる。バナナという「モノ」を通して、日本とアジアとの、そしてそこに暮らす人々との間の複雑にゆがんだ関係を浮き彫りにした同書は、現在も版を重ねる、現代の古典と言ってよい。折しも2020年、鶴見ともセンターとも縁の深い石井正子(編著)による『甘いバナナの苦い現実』(コモンズ、2020年8月)が出版されたのに続き、赤嶺淳氏による鶴見良行論「うちなる壁の向こうへ—知米派知識人の『脱米入亜』」も、清水展他編『自前の思想——時代と社会に応答するフィールドワーク』(京都大学学術出版会、2020年10月)で公刊された。そこで本トークセッションでは、前者の執筆者である石井正子、市橋秀夫(ともに共生社会研究センター副センター長)、そして赤嶺淳氏をスピーカーに迎え、自著を振り返りながら、バナナやモノ研究について、アジアや社会運動とのかかわりについて、そして鶴見良行について語っていただく。「バナナでも食べながら」友人と語らうような自由な会話を通して、現代社会の様々な課題について参加者一人一人が考えるとともに、鶴見が歩いたその先の地図をともに思い描くことを試みる。
詳しくは立教大学公式サイトをご覧ください。
※事前申し込み 要、参加費 無料