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震災復興に関する学修~移住者に学ぶ~が開催されました。(2019年6月29日/7月6日)
2019/07/11
岩手大学では、一年生全員に東日本大震災の被災地のいまを自分の目でみてもらうために、「震災復興に関する学修」を実施しています。
陸前高田にも多くの一年生が訪れ、学ばせてもらっています。
6月29日には、人文社会科学部2クラスと教育学部1クラスで計42名が、また、7月6日には人文社会科学部2クラスなど30名が陸前高田での学修に参加しました。
6月29日には語り部の釘子明さんに震災直後や、その後の復興のプロセスについて、現場を見ながらガイドしていただきました。午後には「移住者に学ぶ」ということで、グローバルキャンパスで3名の移住者の方々、柴田建設の久保玲奈さん、SETの上田彩果さん、高田暮舎の田中大樹さんに、移住にいたった経緯や、いまの仕事や生活、気持ちなどを語っていただきました。この会は公開で行われ、市民の方々やちょうど高田にきていた東京アメリカの大学生も参加してくださり、会場は満員に。質疑の時間にはたくさんやりとりがおこなわれました。
7月6日にも、午前中は米沢紹介の米沢祐一さんに、ご自身で保存しておられる被災した米沢ビルでの追体験をさせていただくという学び、そして、午後はまた前週とは異なる方々に移住について語っていただきました。移住8年目で市役所勤務永山悟さん、3年目、林業木工に携わる平山直、朋花さんご夫妻、そしてこの春移住したロッツの宮本妃菜さんにそれぞれとても印象に残るお話を伺いました。
一日という短い時間では学べることは限られますが、震災の経験、そしてその後のこのまちで起きていることの少なくとも一部は、こうした方々の話、そして対話の中から、感じとってもらえたのではないかと思っています。
そして将来、どこかでこの体験がいきればと。
ご協力下さったみなさん、参加下さったみなさん、ありがとうございました。