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【陸前高田イタルトコロ大学通信】

2024/10/30

皆さまこんにちは!
イタルトコロ大学事務局の吉田隆介です!
ニーズNo46「小友町八幡神社の式年大祭の開催補助をお願いします!」に参加した学生さんから実施報告が届きましたので、ご紹介します!
https://takataitarutokoro.wixsite.com/website/post/_no46
■実施報告
今回イタルトコロ大学のニーズに挙げられていた、小友町の式年大祭に岩手大学生、早稲田大学生、立教大学生が参加しました。今回8年ぶりの開催ということでした。
以下が今回私たち大学生が行ったお祭り準備のおおよそのスケジュールです。
—–
1日目 岩手大学生 小友町到着。
手踊り「只出おどり」の練習を見学させていただく。
2日目 神社でお神輿の運び出し。
大漁旗用の竹切りのお手伝い。
漁船に福来旗(大漁旗)を立てるお手伝い。
船で竹を細浦港から只出港に輸送。
早稲田大学生合流。
3日目 漁船に福来旗(大漁旗)を立てるお手伝い。
防災倉庫の棚作り
お祭り会場の区画整備、紙垂の取り付け
立教大学生合流
地元のお天気祭り(前夜祭)に参加。
   立教大学の学生がお神輿担ぎの要員に抜擢。
4日目 式年大祭当日。
打ち上げに参加。
5日目 後片付けのお手伝い。
——
大学生それぞれで現場に入った日時が異なるので、私の視点で感じたことや学んだことを綴っていこうと思います。
10月2日
 岩手大学生は19時ごろに小友町に到着しました。到着時間と同じ時間から「只出おどり」の練習があるということで見学させていただきました。
練習終わりには飲み物・アイス配りをお手伝いしました。現地入りしてすぐにも関わらず現地の方々はあたたかく迎えてくださり、嬉しかったです。
見学中は、只出の方から踊りで使用するよつ竹といった楽器や「只出おどり」の歴史についてお話を伺いました。
10月3日
 神社でお神輿を本社に入れるお手伝いをしました。お手伝いしてる時に気さくな漁師さんに聞いた話ですが、祭当日にお神輿を担いだ時の重さは、準備で運び出すときの比じゃないそう…
また大漁旗をかけるための竹をとるお手伝いもさせていただきました。竹を運ぶ際、船に乗せていただき、航海の楽しさと怖さを少し感じることが出来ました。集落総出で行う式年大祭の意義を少しでも感じることができたのではないか思います。そしてなんとお神輿担ぎの要員に立教大学の学生が抜擢されました!
10月4日
 大漁旗の取り付け、紙垂の取り付け、区画の整備などを行い、徐々にお祭りの雰囲気が感じられるようになってきました。数十枚の大漁旗が漁港で風でなびいていました。そして、一連の準備が完了した後にお天気祭に参加させていただきました。お天気祭とは、当日の天気が良くなるよう行う前夜祭だそうです。この場ではお祭り・お神輿についてのお話、地域の人どうしの関係など、只出や只出の方たちを理解するうえで重要であるようなお話を伺いました。ニーズを提供された方の「いつも集まりに来ない人が今日は来ている」という言葉がとても印象に残っています。
10月5日
 お祭り当日、岩手大学生、早稲田大学生、立教大学生フル動員でお祭りに参加しました!久しぶりに顔を合わせるメンバーもいたためスムーズに作業できたのではないかと思います。
雨で落ちてしまった紙垂を協力してつけ直し、お祭り直前まで準備に取り掛かりました。お祭り当日は狙ったように晴れ、只出おどりで船の出港を見送る光景をみて、漁師を海に送り出す踊り手さんたちの覚悟が感じられました。
10月6日
 お祭りの後片付けをお手伝いしました。私たち大学生が可能な範囲でお手伝いすることができたかと思います。この後の懇談会でも私たち大学生に様々な事をお話ししてくださいました。最終日には顔を覚えてくださったり、名前を覚えてくださったりする方がいてとても嬉しく、只出という地域のあたたかさを感じました。
また小友町 、只出に行こうと思います!
小友町、只出のためになにか行動してきたいと思うことのできる経験でした。
地域の人と関係を深めることでしか得られない経験があること、大学生だからこそできる唯一無二のことがあること、を身に染みて感じました。ですが、これらは、小友町・只出の方々のあたたかさがあってこそのものだと思います。今回お手伝いさせていただき貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました!

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