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【陸前高田イタルトコロ大学通信】
2024/09/27
皆さまこんにちは。 陸前高田イタルトコロ大学企画実施委員会の岩手大・五味です。
このたび、ニーズNo.43「避難所運営者へのインタビューと発表をする方大募集!」とニーズNo.44「米崎りんごのチャート表を作って欲しい!」にとりくませていただいたので、ご報告いたします!
■実施報告
岩手大学人文社会科学部の授業「ソーシャルデザイン論特講」の一環として、イタルトコロ大学にいただいた2つのニーズに取り組ませていただきました。
4泊5日の集中講義形式で受講生は5名。NEOのメンバーでなんども陸前高田に来たことがある受講者もいれば、小学生以来というメンバーも。
トナリノさんから頂いた「ニーズNo.43「避難所運営者へのインタビューと発表をする方大募集!」」としては、東日本大震災時の経験をふまえて、踏み込んだ取り組みを行っている広田町田端地区の「第4回防災教室」で参与観察をさせていただきました。この地区でこれまで行われてきた「逃げ地図」の作成、住民の方々自らからやってみようということになった車での避難訓練、そして地区内での情報共有や役割分担のしくみづくりなど、学びの多い時間になりました。翌日、記録(フィールドノーツ)を整理したうえで、トナリノ久保さんをまじえての意見交換、そしてこの地区の取り組みをしっていただくためのプレゼン資料の作成にたっぷり一日かけて(というか夜中まで)取り組みました。
一方、もう一つの「No.44「米崎りんごのチャート表を作って欲しい!」では、りんご畑にうかがって、村上さんや菅原さんに栽培に関する工夫や苦労などを伺いながら、9月下旬で食べることができる「紅玉」「きおう」「紅いわて」「早生ふじ」「ジョナゴールド」「つがる」「未希ライフ」の7種を味見させていただきました。ひとつひとつ確認しながら味わう体験を通して、それぞれのりんごの味や食感にこれほどまでにちがいがあることに一同驚きつつ、それぞれのおいしさを堪能しました。時期がかわるとまたちがったりんごができるということで、つなぎさんでは20種類以上のりんごをつくっているそうです。米崎りんごのおもしろさはこの豊富な種類にある!
ということで集中講義の4日目は、戦略的な情報発信の仕方についてブレインストーミングを行い、いただいたニーズであるチャート図づくりと、情報発信のためのメディアのプロトタイプづくりに各自がチャレンジしました。
最終日には、田端地区の取り組みについてのプレゼンテーションと、りんごのメディアのプロトタイプのお披露目を。まずまずのレベルの内容となり、担当教員としてはすこしほっとしています。
それ以外にも、ちょうど開催されていた消防・防災フェスタ2024、津波伝承館、仮設住宅体験館の宿泊、大野海岸、黒崎温泉、民宿吉田さん、山猫堂、市内飲食店さんの数々でたべまくり・・・・と、高田の時間を満喫。
学びの時間と自由時間のメリハリがとてもちゃんとしていて、気持ちの良い、楽しい学生たちでした。
トナリノの隆介さん、久保さんを始め、お世話になった市内のみなさま、本当にありがとうございました!!
心より御礼申し上げますm( )m