岩手大学三陸水産研究センターは、平成30年7月16日（月・祝・海の日）に陸前高田グローバルキャンパスで「三陸の海の学びセミナー」を開催しました。
　本セミナーは、三陸海域をフィールドとした研究調査の取り組み等を地域に還元し、水産業の復興に資するとともに、海洋・水産に関する研究機関と地域住民等の相互交流を促進し、多くの人が海洋・水産研究に触れる機会を提供することを目的にしており、岩手大学三陸水産研究センター　田中教幸センター長・教授（演題：岩手大学三陸水産研究センターの挑戦）、東北大学農学研究科　木島明博教授（演題：三陸をフィールドとした海洋研究の取り組み　－東日本大震災による海洋環境・海洋生態系の変化と漁業復興支援－）、国立研究開発法人水産研究・教育機構増養殖研究所　長谷川夏樹主任研究員（演題：日本人に身近な二枚貝，アサリとマガキ　～天然採苗と垂下養殖を活かす～）の3名にご講演いただきました。漁業関係者など40名ほどが参加し、予定終了時刻をオーバーしてしまうほど積極的な意見交換が行われました。
　参加者からは研究者の発表を元に、陸上養殖の可能性、ウニの身入り向上のための対策、牡蠣の地場採苗やノロウィルス対策などの意見交換が行われ、発表した研究者と今後連携してみたいという漁業者も出てきました。